ワードプレスでプラグインを作成するには?
ワードプレスでプラグインを作成するには、PHPの専門的プログラミング技術が必要ですが、ここではプラグイン作成の基本的な方法を解説いたします。
hello.php
ワードプレスには最初から必ず、Hello Dollyというプラグインが導入されています。こちらハロードリーの歌詞をランダムに管理画面に表示する無害なプラグインですがこちらをみると、ワードプレスのプラグインがどのように作られているかわかりやすくなっています。プラグイン作成にはこのファイル(プラグインフォルダ内のhello.phpです)をベースに作っていくのがはじめはよいです。
hello.phpの解説① コメント部
hello.phpの最初の数行のコメント部はワードプレスがプラグインを認識するために重要な部分となっています。こちらの意味を一行ずつ解説いたします。
/**
* @package Hello_Dolly ←意味はなしません(PHPのコード生成規約上の表記です)
* @version 1.6 ←意味はなしません(PHPのコード生成規約上の表記です)
*/
/*
Plugin Name: Hello Dolly ←プラグイン名を設定します
Plugin URI: http://wordpress.org/plugins/hello-dolly/ ←プラグインのダウンロードURLですなくてもかまいません
Description: This is not just a plugin,… ←プラグインの簡単な説明です。プラグイン管理画面に表示されます
Author: Matt Mullenweg ←プラグイン制作者名です。なくてもかまいません
Version: 1.6 ←プラグインのバージョンを設定します
Author URI: http://ma.tt/ ←プラグインの作成者URLです。なくてもかまいません
*/
hello.phpの解説② 関数部
プラグインのコード function ~~の部分にプラグインで実行する機能のコードを書きます。
function hello_dolly() { ←任意の関数名を入力します。ほかのプラグインとのコンフリクトをさけるため、プラグイン名_関数名 とするのが慣習です
/*ここにプラグインのコードを書く*/
}
hello.phpの解説③ フック
最後に②の関数をいつどこで実行するのかというフックという関数を使います。ワードプレスでは下記のような形で書くことができます。意味は、ワードプレス内でadmin_noticesという元もとからある関数が実行されたときにこのプラグイン内のhello_dolly(②で作った関数名と同じにします)という関数も実行しなさいという意味です
add_action( ‘admin_notices’, ‘hello_dolly’ );
最後にプラグインが完成したら、それをpluginsフォルダに入れて管理画面より有効化します。