ワードプレス5.6からJQueryとJQuery Migrateのバージョンが3となり古いテーマやプラグインで一部機能が動作しなくなる事例が多くなってきています。今回は、JQueryとJQuery Migrateのバージョンを下げる方法を解説いたします。
ワードプレスのバージョンアップでテーマやプラグインの一部機能が動作しなくなる理由
ワードプレスにはJqueryと呼ばれる、サイトの表示制御やメニューのアニメーション等に広く使われるプログラムが含まれています。
多くのテーマやプラグインではそのJqueryを利用してサイトの見た目や、UIを作っていますがワードプレス5.6からJQueryのバージョンが1から3へと大きくアップデートされました。
このアップデートに従い古いJQueryの機能を使っているテーマやプラグインに主にサイトの見た目やUIに関する不具合が出る事例が増えています。
jQueryのバージョンを下げる
下記のコードをテーマのFunctions.phpに挿入いただくことで、jQueryのバージョンを1.12.4、JQuery Migrate(JQueryのアップデートに伴う蓄積した不具合を修正するプログラム)を1.4.1まで下げることが可能です。
function vpsb_custom_jquery() { wp_deregister_script('jquery'); wp_register_script('jquery', ("//ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/1.12.4/jquery.min.js"), false); wp_enqueue_script('jquery'); wp_deregister_script('jquery-core'); wp_register_script('jquery-core', ("//ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/1.12.4/jquery.min.js"), false); wp_enqueue_script('jquery-core'); wp_deregister_script('jquery-migrate'); wp_register_script('jquery-migrate', ("//cdnjs.cloudflare.com/ajax/libs/jquery-migrate/1.4.1/jquery-migrate.min.js"), false); wp_enqueue_script('jquery-migrate'); } add_action('wp_enqueue_scripts', 'vpsb_custom_jquery');
ワードプレスをバージョンアップしてからUI関連やレイアウト関連の不具合がある場合はお試しくださいませ