ワードプレスの固定ページや投稿、トップぺージなどに、DeprecatedエラーやWarning,notice等の注意文が表示される場合にそれを出力しない(消去)する方法を解説いたします。


ワードプレスサイトに表示される様々なエラー表示

ワードプレスサイトに出力されてしまう様々なエラーをその深刻度が軽いものから簡単に解説いたします。

Notice: 注意喚起

Noticeと表示された場合、PHPのプログラムに、小さな構文上しない方がいい書き方があるという事になります。主にプログラマーにプログラムの方法論を注意喚起するもので、一般的にほっておいても全く問題のない警告表示となります。

Deprecated: エラー

Deprecated: エラー はPHPプログラムのバージョンアップに伴い、今後廃止される可能性の高い構文をプログラム中で使用しているという警告となります。
将来的にPHPのバージョンアップによってより深刻なエラーになる可能性があるという事になります。
サーバーのPHPバージョンが現状非常に低く、大きく近日中にバージョンアップする場合以外はそれほど深刻にとらえる必要のないエラーとなります。

Warning: 警告

Warningは、その後のプログラムの展開次第でより深刻な、実行不能エラーを引き起こすかもしれないプログラム上の不全による警告です。
その時点では、致命的なエラーではないものの致命的エラーを引き起こす可能性が高いため、修正した方がいいエラーとなります。

Fatal error: 致命的エラー

Fatal errorはワードプレスのページ表示などのプログラムを継続して実行し続けることが不可能なほどの致命的なエラーとなります。
多くの場合サイトの表示や、管理画面の機能に大きな問題を引き起こし、サイトが表示されなくなることもあります。修正する必要のあるエラーです。

ワードプレスサイトにワーニング等を一切表示しないようにする

軽めのエラーや、ワーニングはサイトを訪ねるユーザーにとっては不要なものですし、表示され続けるとレイアウトが崩れたり、ワーニングが出力されることでheader already sent という新たなエラーを引き起こし、管理画面にログインができなくなったりします。

基本的には警告されたプログラムは修正した方がいいものの、一旦出力をしないようにすることも可能です。

FTPソフトウェアなどでサーバーに接続の上、wp-config.phpの下記の部分

define( 'WP_DEBUG', false );

を下記のように書き換えます。

define('WP_DEBUG', false);
define('WP_DEBUG_LOG', false);
define('WP_DEBUG_DISPLAY',false);
@ini_set('display_errors',0);
@error_reporting(0);

※サーバーによってはこの構文でもエラー出力が停止されてしまう場合がございます。この場合サーバーの管理画面での設定でエラー表示を消すことができる場合がございます。

※上記の設定では「Fatal error: 致命的エラー」の出力もされなくなるため、このエラーが出た場合真っ白な画面に何も表示されないという状況になる場合がございます。

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