ChatGPTでワードプレスの記事を書かせてみる方法(PHPプログラム)について解説いたします。
この記事の目次
手順1 ChatGPTに登録の上のAPIのキーを取得する
ChatGPTに登録の上、下記のページよりAPIシークレットキーを取得します。(初回登録時は5ドル分無料でAPIが利用できます)
https://platform.openai.com/api-keys
手順2 ChatGPTのAPIにテキストを投げて回答を得るPHPプログラムを用意する
このプログラムは下記のようになります。
<?php function getgpttext($q){ // APIキーを設定 $apiKey = '手順1で所得したAPIキーをコピペでここに入れます'; // APIエンドポイント $url = 'https://api.openai.com/v1/chat/completions'; // リクエストパラメータ(必要に応じて調整してください) $data = [ "model"=> "gpt-4o-mini", "store"=> true, "messages"=> [ ["role"=>"user", "content"=> $q] ] ]; // JSONに変換 $postData = json_encode($data); // cURLセッションの初期化 $ch = curl_init($url); // オプションの設定 curl_setopt($ch, CURLOPT_RETURNTRANSFER, true); curl_setopt($ch, CURLOPT_POST, true); curl_setopt($ch, CURLOPT_HTTPHEADER, [ 'Content-Type: application/json', 'Authorization: Bearer ' . $apiKey ]); curl_setopt($ch, CURLOPT_POSTFIELDS, $postData); curl_setopt($ch, CURLOPT_SSL_VERIFYHOST, 0); curl_setopt($ch, CURLOPT_SSL_VERIFYPEER, 0); // リクエストの実行とレスポンスの取得 $response = curl_exec($ch); // エラーチェック if (curl_errno($ch)) { curl_close($ch); return false; } else { curl_close($ch); // レスポンスの表示(JSON形式の場合はデコードして利用可) $result = json_decode($response, true); $res = $result['choices'][0]['message']['content']; return $res; } }
このコードは、ChatGPTに任意の質問を投げかけ、その回答を取得してテキストを返還する簡単な関数です。
APIエンドポイントに下記のデータをJSON形式で送信します。
・model(どのAIを使用するか?)を指定 ※5ドル分の無料クレジットで使用できるのはgpt-4o-miniです
・“store”=> true, ChatGPTに回答を一時保存します
・“role”=>”user”, ChatGPTにテキストを投げかけているのが質問者であることを示します
・“content” 質問テキストを指定します
手順3 プログラムに投げかけるテキストを指定してサーバーにアップロードする
上記プログラムの最後に、下記のようなコードを追加してテキストをChatGPTに投げ、回答を得て出力します。
$kaitou = getgpttext("キーワード「いちご」を含む、お菓子の作り方のHTMLページを作って。"); echo $kaitou;
このPHPファイルを、サーバーにアップロードし、ブラウザーでアクセスします。
下図のようなページが出力されました。
このHTMLコードをコピペすれば、ワードプレスの記事として取り込むことも可能ですね。
※ワードプレスの関数を活用することで自動で情報をワードプレスに登録するようにすることも可能です。
ChatGPTを使用する際の注意点
ChatGPTを使用したテキストは生成したユーザーが自由に使えるものの、WEB上に公開する際の注意点もございます。
・ChatGPTが言っていることが正しいとは限らない
・ChatGPTが出力された文字列が誰かの作ったテキストの著作権侵害の可能性がある
昨今では上記問題はかなり減ってきてはいる物の、ChatGPTの生成した誤った情報をサイトに掲載してしまう事で検索エンジンの評価が下がったり、著作権者から著作権侵害の申し立てを受ける可能性もあるかもしれませんので注意が必要です。
この為、ChatGPTに投げるテキスト(プロンプト)に著作権的に問題ない情報の引用元を使用するように指定したり、引用元を明示させるようにして著作権侵害を引き起こさないように工夫したり、センシティブな内容の場合は、人間の手で正確性を検証するなどの作業が必要となる場合もあるかと思います。
ご参考になりましたら幸いです。
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