こんにちはワードプレスドクターの吉田です。今回はワードプレスを多言語化したのに404ページだけ日本語の状態になっているのでどうしたら良いですか?というご相談とご依頼を受けましたので、弊社で行いました対策を、弊社のローカルテスト環境での修正例から解説いたします。
404

プラグインで404ページが多言語化されない理由

404ページは、一般的にテーマファイルに含まれている単一ファイルです。ゆえに、そのファイルに物理的に日本語が含まれている場合、プラグインではその部分を書き換えたりする事ができません。
ファイルを確認してみましょう。外観→テーマの編集より404ページのコードを表示してみます。
theme
このファイルがページが見つからない場合に表示されますので、日本語が含まれていると多言語化されずにそのまま出力(表示)されてしまいます。

404ページを多言語化するには?

ワードプレスの言語切り替えのときにURLがどのように変化するかをまず調査しましょう。

例:日本語時

http://localhost/wordpress/

英語時

http://localhost/wordpress/?lang=en

このプラグインの挙動では英語のときは「lang=en」というパラメータが付与される事がわかります。つまりこのパラメータが付いているときは、404ページの出力を変えれば良いという事になります。

このテンプレートの例では下記のコードの部分になります。

<section class="error-404 not-found">
   <div class="page-content">
     <p>404ページが見つかりませんでした</p>
     <?php get_search_form(); ?>
   </div><!-- .page-content -->
</section>

こちらを下記のように修正しました。

<section class="error-404 not-found">
   <div class="page-content">
     <?php if($_GET['lang']==="en"){ ?>
           <p>404 It looks like nothing was found at this location.</p>
        <?php }else{ ?>
        <p>404 ページが見つかりませんでした</p>
        <?php } ?>
     <?php get_search_form(); ?>
   </div><!-- .page-content -->
</section>

・if($_GET[‘lang’]===”en”)の部分でlangというパラメータにenという文字列があれば、その下の行を実行してくださいという意味になります

この場合は、「404 It looks like nothing was found at this location.」という英語の文字列を出力するように修正いたしました。

・}else{ 以下の部分で、それ以外の場合(langパラメータが無い場合=日本語)の時にその下の文字列を出力するように指定しています。

この場合は、「404 ページが見つかりませんでした」という日本語の文字列を出力します。

これで言語によって404ページの表記を振り分けできるようになりました。

WordPress(ワードプレス)の404ページをカスタマイズするにはワードプレスドクターにご依頼ください