ワードプレスドクターへの依頼事例で、別のシステムで動いているブログサイトからワードプレスへの移行の内容をご紹介します。
ワードプレス移行のご依頼内容
クライアント様は、サブシステムとして本サイトの他にシーサーブログを制作会社に勧められ利用されていた、ショップ様でした。ただ、他社のブログサイトでいくら記事を増やしても、アクセス数は上がっても本サイトの方に流入が少ないという課題を持たれており、ワードプレスに全て置き換えて記事の移行と、過去の記事からのリダイレクトを行いました。
5年ほど前に、本サイトとは別にブログサイトを利用してサテライトサイトを持つという制作形式が流行っていたようで、ワードプレスで高品質でSEOに強いオウンドメディアを同一ドメイン内に持てるようになった昨今、外部ブログをオウンドメディア化されたいというご要望を持たれている方は多数いらっしゃるのではないでしょうか?
ワードプレスへの記事の移行
シーサーブログの記事書き出し機能により記事のエクスポートを行い、画像をツールにより埋め込まれたすべて抜き出し、埋め込まれた画像のURLを弊社ツールによりすべて書き換えて、ワードプレス用にコンバートしてxmlをインポートします。
このことにより、自社サーバーにホストされた画像をワードプレスのインポートされた記事からちゃんと読み込まれるようにすることが可能です。数百記事でもツールを使用することによってコストと工期を短縮できます。
記事の移行先へのリダイレクト
次に、すでに検索エンジンにより多数のヒットを獲得している個別の記事の本体がワードプレスの新しいURLに移転していることをGoogleなどの検索エンジンに認識させ、ユーザーの訪問時にも新しいほうのサイトに誘導しなければいけません。
この方法をリダイレクトといいます(古いほうの記事にアクセスがあった場合に新しい記事に自動的にユーザーを誘導する機能です)。
リダイレクトにはいくつかの種類があります。
301リダイレクト → 恒久的なページ移動のリダイレクト
302リダイレクト → 一時的なページ移動のリダイレクト
上記コードを正しく利用し、リダイレクトを設定することが重要です。
このご依頼の場合に一番良いのはシーサーブログのトップページのアクセス時には、新しいワードプレスのページのトップページへ301リダイレクトし、個別記事のアクセス時には同じ内容のワードプレスの記事単体に301リダイレクトすることです。
これには、まず、シーサーブログのテンプレートを書き換えて、ヘッダー部分に特定の法則性を持ったリダイレクトURLにジャンプさせるコードをすべてのページに仕込み、そしてワードプレス側にさらにそのURLにシーサーブログからのリダイレクトがあったときに、ワードプレス内の同一記事のURLと整合性を持たせてそのページを表示する機能を付けくわえる必要があります。
こちらも弊社では様々な既存ブログからの移行の依頼事例がありますのでご対応が可能でした。
移行後にリダイレクトすると良いことは?
検索エンジンは上記のリダイレクトを正しく認識し、数か月後(記事数によります)には新しいURLに全ての記事のURLを書き換えてくれますので、SEO上の損失を最小限に抑えることができます。
また、検索流入数もユーザーを自然にリダイレクトしてくれるために低下することがありません。
同一ドメイン内にSEOに強いワードプレスで、オウンドメディアを持つことはサイトの運営上とても重要な集客方法の一つとなっています。他社サイトのドメインのブログの情報資産を増やすより、自社でオウンドメディアをワードプレスで運営されることをお勧めいたします!