ワードプレスにはアクションと呼ばれる、処理の実行時に、自分のプログラムを加えて実行できる仕組みがあります。今回はこのアクションで最も先に実施される物につきまして解説したいと思います。
ワードプレスで最も初期に実行されるアクションは?
結論から言いますと、一番初期に実行されるアクションはmuplugins_loadedです。ただ、このフックはあなたのプラグインがmupluginsフォルダ(必ず利用するプラグイン用の特殊フォルダ)に配置されている必要があります。
そうでない場合は、ワードプレスで最も初期に実行されるアクションはplugins_loadedとなります。
add_action( 'plugins_loaded', 'function_name' );
のように利用できますが、このフックはプラグインが読み込まれた後に使用できるものですのでテーマでは利用できません。
ワードプレスのアクションの実行順
ワードプレスのアクションの実行順は下記の表のようになります。
プラグインで最初に利用できるアクションはplugins_loaded
テーマで最初に利用できるアクションはafter_setup_theme
ユーザーのログイン状態を取得したり、そちらを利用する処理が可能になるのはinit
以降であることがわかりますね。
muplugins_loaded | MUプラグインフォルダのプラグインが読み込まれた後 |
plugins_loaded | インストールされたプラグインが読み込まれた後 | setup_theme | テーマが読み込まれる前 |
after_setup_theme | テーマが読み込まれた後(このアクション以後テーマで利用可能になります) |
init | プラグインとテーマが読み込まれ、かつ現在のログインユーザーの状態が確定しています(ユーザーのログイン後関連の処理が実施可能になります) |
wp_loaded | すべてのバックエンドのワードプレスのプログラムが読み込まれこの後サイトの描画の処理に入ります |