ワードプレスサイトのURLは、管理画面の設定>一般設定から変更できますが、ここから、ワードプレスのURLをいきなり変えてはいけません。
その理由と正しいワードプレスサイトのURLの変更方法を解説いたします。
ワードプレスのURL設定は基本変更できない
ワードプレスのURL設定は、主従で言えば従の設定です。
ワードプレスのURL設定は、現在すでにそのURLにブラウザーでアクセスするとアクセス可能であり、かつURL設定を行おうとするワードプレスサイトが表示できるURLには変更できるという建前ではあります。
例えば、
www.aaa.com でも aaa.comでも同じサーバーのフォルダーにつながるワードプレスサイトの場合は、wwwを取ったURLには原理的に変更できます。
また、HTTPSにしてもサーバーに接続(アクセス)可能であるなら、HTTPから、HTTPSにプロトコルの部分に変更できます。
ただ、これまで投稿したコンテンツに含まれる、もしくはプラグインの設定などに含まれる、もしくはテーマに直接書き込まれている古いURLはそのままとなります。そのため、画像が読み込まれなくなったり、サイトのデザインを統括するCSSファイル等が読み込まれなくなったりする可能性が高く、最悪URLずれの発生の為ログインできなくなったりするため、ワードプレスのURL設定は、変更をしない事が原則となります。
それならば、ワードプレスのURLはどうやって変更するの?
サーバーに接続されているドメインを変更されたり、フォルダ構造を変更されたり、www(サブドメイン)を取ったり付けたりされたい場合、などで本当にURLを変更する必要がある場合、一般的には下記のような手順を取ります。
1 サイト全体(データベースを含みます)のバックアップを取ります
2 データベースに含まれるすべてのURLを特殊なプログラムを使用して一括で置き換えます。
例
https://github.com/interconnectit/Search-Replace-DB
この時に、データベース上で手作業でURLを置き換えたり、SQL文というデータベースを直接書き換える命令を発行して置き換えするのは危険です。
ワードプレスのデータは、一部シリアライズデータ という様式で保存されています。このデータは、文字数も記録しているため、URLの文字数がずれてしまうとデータが破損してしまうことがあります。
※シリアライズデータの例(s:20 の部分が文字数を記録している部分です)
a:1:{i:1;s:20:"https://wp-doctor.jp"}
3 テーマなどのプログラムに直接書き込まれているサイトのURLを全て置き換えます。
※この後必要に応じて、旧URLから新URLにリダイレクトさせる設定をHTACCESSに書き込んでサイトの表示確認等を行います。
WordPress ワードプレスのURLの変更は経験豊かなプロでっしょなるにお任せください。ご依頼・ご相談はこちらからお気軽にどうぞ