ワードプレス、作った覚えのないページが検索結果にひっかかってしまうスパムインデクシングに対処する

最近のワードプレスの改ざんでよくみられる症状となっている、作った覚えのないページが検索結果にひっかかってしまうスパムインデクシングに対処する方法を解説いたします。

身に覚えのないページが大量に検索結果に表示されてしまうスパムインデクシング

ある日、自分の会社やサイトを検索したら、身の覚えのないEコマースの商品ページなどが大量に検索結果に表示された場合、スパムインデクシングというハッキング被害を受けている可能性があります。

まずは、その不正な検索結果が、あなたのサイトのドメイン内に向いているかをお確かめください。

もし、不正な検索結果のすべてが、あなたのサイトのドメインではない場合、改ざんされているワードプレスは別の方の運営するサイトかもしれません。

しかし、あなたのドメインにリンクされている場合は、検索エンジンに不正なページを引っ掛けるために、あなたのサイトが改ざんされている可能性が高くなります。

検索結果に、作った覚えのないページが引っかかってしまう、スパムインデクシングは、2点の方法でサイトを改ざんされていることが原因であることが多いです。

サイトマップはワードプレスが生成してくれるものとプラグインが生成するものと2種類ございますが、多くの場合下記の2つのURLのどちらかで配信されていることが多いです。

https://あなたのサイトのURL/sitemap.xml
https://あなたのサイトのURL/wp-sitemap.xml

この場合、Fox 404,Fox という名称もしくは、ランダムな文字列のフォルダに、ハイフンでつながれた名称のHTMLファイルが大量にサーバーに書き込まれている場合が多いです。

不正なファイル名の例

/hYuj67/somename-somename-somename.htm

サイトをバックアップいただいた上で、sitemapを書き換えているプログラミングファイルの調査と不正なコードの駆除、また、不正なページがサーバーにホストされている場合は、そのフォルダごと消してしまう必要がございます。

このフォルダやファイルは多種多様かつ、おかれている場所も変化するため、発見は目視ではなかなか難しい場合が多いです。

改ざんされていることが多いファイルの例

wp-config.php
index.php
テーマのfunctions.php

あなたのサイトの改ざんを取り除いても、検索結果の情報は、検索エンジンの運営会社しか修正できないため駆除はこちらからはできません。

まず、検索結果の不正なページがリンククリックによって、あなたのサイト上で４０４になって、サーバーから消えていることを確認します。

その後、基本的には検索エンジンが、再度あなたのサイトをクロール(ページの存在確認)を自動で行って、ページがないことを確認すると検索結果からも徐々に不正なページが消えてまいります。

Googleサーチコンソールから、不正なページが駆除されたサイトマップを送信いただくことやページの確認をさせる事で、クロールを早めることができる可能性もございますが、不正なページが大量にあった場合は、やはりすべての不正なページが検索結果から消えるには、1カ月ほどかかるかとは存じます。