ワードプレスはPHPというプログラミング言語でできています。このPHPのエラーがワードプレスに表示される場合がございます。それぞれのエラーの意味を解説いたします。
この記事の目次
- Parse error: syntax error, unexpected **** in ファイル名 on line 行数
- Fatal error: Uncaught Error: Call to undefined function エラーの内容 in Stack trace: #0 {main} thrown in ファイル名 on line 行数
- Warning: ワーニングの内容 expects at least 1 parameter, 0 given in ファイル名 on line 行数
- Notice: エラー内容 Use of undefined constant name – assumed ‘name’ ファイル名 in 行数
- PHP Strict Standards: Non-static method Configure::エラー内容 should not be called statically in ファイル名 on line 38
Parse error: syntax error, unexpected **** in ファイル名 on line 行数
Parse errorはPHPプログラムの単純な書き方のミスで起こります。
例えば、プログラムのくくりを示す}が足りないなどの場合にこのエラーが出力される場合があります。
例
if($a=10){ $b=20; else{ //{が足りない! }
パースエラーの多くは数文字のプログラムミスですが、プログラムの実行を継続できないエラーとなり、サイトが表示されないウィジェットが表示されない、など大きな問題を引き起こす場合が多いです。
エラーの文言にファイル名や行数が出力されるため、その周辺にこのエラーが発生しているということになります。
Fatal error: Uncaught Error: Call to undefined function エラーの内容 in Stack trace: #0 {main} thrown in ファイル名 on line 行数
Fatal errorは、PHPの処理が継続できない重大なエラーです。こちらもパースエラーと同じくサイトの表示不全につながることが多いです。Fatal errorの原因は多岐にわたります。
・不明な関数を呼び出した
・関数が2重に定義されている
・読み込みファイルが見つからない
・現在のPHPでは使用できない古い書き方のプログラムがある
などが原因となります。ファイル名や行数が出力されますのでその個所を調べて解決の糸口をつかむ形になります。
Warning: ワーニングの内容 expects at least 1 parameter, 0 given in ファイル名 on line 行数
ワーニングはエラーを引き起こすかもしれないコードの書き方をされているという警告で、現状はサイトの表示などには影響を与えていないものとなります。
ただ、ワーニングの後に、その警告の内容が実際に起こってしまいすぐにFatal errorが続いて出力される場合があります。
Warningはエラーになる可能性が高いプログラムがあるということになりますので、開発者はこれを修正した方がいいでしょう。
Notice: エラー内容 Use of undefined constant name – assumed ‘name’ ファイル名 in 行数
Noticeはエラーでも、警告でもない、軽めのプログラムのアドバイスのようなもので、この書き方はあまりしないほうがいいという開発者向けの通知のようなものです。
可能であれば、Noticeはない方がいいのですが、サイトの動作には悪影響を与えません。
ただ、このエラー(通知)が表示される場合は、サーバー設定でPHPの通知を厳しくしすぎている設定になっていることになります。
Noticeが表示される場合は、各サーバーの設定方法でNotice: エラーは表示しない設定にした方がいいかと思います。
ちなみにワードプレスにPHPのすべてのエラーを表示しないように設定することもできます。wp-config.phpに下記のような記載を追加します。
※この場合Fetalエラーも表示されなくなりますので、発生した場合は単に真っ白な画面になってしまいます。
define('WP_DEBUG', false);//変更 define('WP_DEBUG_LOG', false);//以下追記 define('WP_DEBUG_DISPLAY',false); ini_set('display_errors',0); error_reporting(0);
※致命的なエラーのみ出力したい場合は下記のように記載します
define('WP_DEBUG', true);//変更 define('WP_DEBUG_LOG', false);//以下追記 define('WP_DEBUG_DISPLAY',true); ini_set('display_errors',1); error_reporting(E_ERROR | E_PARSE);
PHP Strict Standards: Non-static method Configure::エラー内容 should not be called statically in ファイル名 on line 38
こちらもエラーではなく軽めの開発者向けの通知です。厳格な基準に従うと、修正した方がいい書き方をされているプログラムがあるという意味になります。
対処方法もNoticeエラーと同様になります。
WordPress ワードプレスのエラーの原因調査と修正、サイトの表示不全等の復旧のご依頼・ご相談はWPドクターまでお気軽にお送りください