ワードプレスを動かしているサーバーのプログラミング言語PHPのバージョンを7.4や8.Xにバージョンアップいたしましたご依頼事例をご紹介いたします。


クライアント様のご相談内容

[このサイトは古いバージョンの PHP (7.0.33) を実行しています。このバージョンではセキュリティアップデートを受け取れず、また、まもなく WordPress でサポートされなくなります。サーバーの PHP をできるだけ早く更新してください。そうでないと、WordPress をアップグレードできなくなります。]
以前もお世話になったものです。
記事を追加しようとしたところ、上記メッセージがWP管理画面で重要な対策として出ていました。
ランサムウェア被害にあったこともあり、弊社でもサイトの安全性などにも気をつけていこうと思っています。自分で調べて更新するよりは、プロにお任せしたいと思っています。
この、PHP更新のお見積りをお願いします。

PHPのバージョンは上げるべき?

PHPのバージョンが低いと、アップデートができないプラグイン等が多数出てきます。この為、プラグイン等の脆弱性を更新で解決できず、新しいプラグインの追加もできなくなってきますのである程度まではバージョンアップをするべきかと存じます。

ただ、PHPのバージョンを一気に上げてしまうと、古いテーマやプラグインが不具合を起こしかねません。

また、PHP8.1以上まで上げてしまうと、まだこのバージョンに対応していないプラグイン等も多いことから当社では2023年現在最適なPHPバージョンは7.4もしくは8.0であると考えております。PHP7.4もしくは8.0で数年は問題なくサイトを運用いただけるかと思います。

各PHPバージョンとバージョンアップの必要性の関係は下記のようになります

PHP5.4以下

バージョンアップをするべき(安全性の高いバージョン7.0 推奨バージョン 7.4)

PHP5.6 

バージョンアップをするべき(安全性の高いバージョン7.0 推奨バージョン 7.4)

PHP7.0 

バージョンアップをするべき(推奨バージョン 7.4)

PHP7.3以下

バージョンアップをするべき(推奨バージョン 7.4)

PHP7.4

そのままでも問題がない

PHP8.0

そのままでも問題がない

PHP8.1~

対応していないプラグイン等がまだ複数あるため、8.1以上は非推奨と考えます

PHPを安全にバージョンアップするには?

本番サイトのサーバーで各サーバーの設定でPHPバージョンを上げるとサイトに不具合が出る可能性があります。特にバージョンの一桁目が変わるメジャーバージョンアップは、サイトに不具合を引き起こす可能性が高く、本番サイトでいきなり変更されるのは避けた方がいいかと思います。

また、共用サーバーではないVPSやAWSなどのROOT権限のある環境ではPHPの新しいバージョンそのもののインストールなどが必要となりますのでサイトのダウンタイムが発生することになりより難易度が高くなります。

PHPのバージョンを安全に上げるには、いったん別の環境にワードプレスサイトを再構築し、その環境でPHPバージョンを上げたりワードプレス本体やプラグインの更新を行って問題ないかを確認、バグが出た場合はバグフィックスを行ったうえで本番環境に適応しPHPバージョンを上昇させるのが安全です。

ワードプレスドクターではPHP5~8までの様々なバージョンの環境を保有しておりますので、この作業を経験豊かな技術者が安全に代行させていただくことが可能です。

WordPress PHPの安全なバージョンアップのご依頼・ご相談はWPドクターまでお気軽にお送りください