ワードプレスのデータベース構造

この記事では、WordPressのデータベース構造をご紹介し,ワードプレスのデータがどのように保存されているかプログラム側から見ていきます。

データベースは、WordPressのウェブサイトを構築するたびに作成されます。投稿、カスタム投稿の種類、ページ、コメント、設定まで、WordPressウェブサイト上のすべてがデータベースに保存されています。
データベースでは、すべてのデータが整理されて配置されており、そのデータが整頓されて保存されている戸棚のような構造の事をテーブルと呼びます。

WordPressのウェブサイトには、デフォルトで11個のテーブルがあります。どのテーブルも特定のデータだけを格納することができます。例えば、ワードプレスのコメントテーブルは、IPアドレス、コメント作成者のIDなどのような投稿にコメントした人が残したすべての情報を保存します。

ワードプレスのデータベーステーブル

新しいWordPressのウェブサイトには、11のテーブルがあります。

wp_posts
wp_postmeta
wp_options
wp_users
wp_usermeta
wp_term_taxonomy
wp_terms
wp_term_relationships
wp_links
wp_comments
wp_commentmeta

テーブルの多くは互いに関連しています。あるデータは他のデータと関連づけられることがあり、例えば、ある投稿はカテゴリやタグと関連づけられます。

1. wp_posts

投稿や固定ページのコンテンツがこのテーブルに保存されているので、WordPress データベースの中で最も重要なテーブルと言えます。保存される情報の種類には、テキスト、リビジョン(更新履歴)、メニュー項目、メディアの添付ファイル、カスタム項目などがあります。

2. wp_postmeta

wp_posts テーブルの拡張情報が格納されるテーブルです。投稿に関連付けられるその他の情報を保存します。いくつかのプラグインはこのテーブル内にデータを保存します。ソーシャル共有プラグインの MashShare は、特定の投稿のシェア数をこのテーブルに保存します。

3. wp_options

オプションテーブルは、ウェブサイトのコンテンツを保存する代わりに、サイトの設定を保存します。このテーブルには、サイトタイトル、タグライン、タイムゾーンなどのウェブサイトの基本設定が保存されます。また、プラグインやテーマの設定も保存されるのによく使用されます。

4. wp_users

wp_users テーブルには、WordPress ウェブサイトに登録されているすべてのユーザーのリストが保存されています。ユーザー名、WordPressのログインパスワード、メールアドレス、表示名、登録時刻などの基本的な情報が保存されます。

5. wp_usermeta

WordPress はユーザー関連付けられるその他の情報を保存します wp_usermeta テーブルに保存します。例えば、ユーザーの姓は wp_users テーブルではなく wp_usermeta テーブルに保存されます。

6. wp_terms

wp_terms テーブルには、投稿と固定ページの両方のカテゴリと、投稿のタグが格納されています。wp_termsテーブルは、wp_term_taxonomyやwp_term_relationshipsテーブルと関連しています。

7. wp_term_taxonomy

wp_term_taxonomyには、カテゴリやタグ、カテゴリに関連付けられたリンク文字列(スラッグ)が格納されます。

8. wp_term_relationships

wp_term_relationships テーブルは、投稿や固定ページのタグやカテゴリの付与情報が保存されます。例えば、この投稿の中で、あなたが読んでいるものは、いくつかのタグとカテゴリに関連付けられています。wp_term_relationships テーブルは、この関連性を保持します。

9. wp_links

このテーブルには、外部リンクに関する情報が格納されていましたが現在はワードプレスにはこの機能がなく、利用されていません。
現在でもwp_linksテーブルがあるのは、主にWordPressの古いバージョンを使用している人のためです。

10. wp_comments

あなたの投稿やページに残された承認されたコメントと承認されていないコメントの両方がこのテーブルに保存されます。このテーブルには、作者の名前、メールアドレス、コメントの種類、作者に関する特定のデータも保存されます。

さらに、Disqus のような外部のコメントサービスを利用している場合、そのコメントはこのテーブルには保存されません。

11. wp_commentmeta

あなたのウェブサイトに残されたコメントについてのその他のデータは(どの投稿に関連するコメントであるかなど)ここに保存されています。

これがWordPressデータベースの全てのテーブルです。
プラグインやテーブルには独自のテーブルを生成するものもございますのでより多くのテーブルがデータベースにある場合もございます。

ワードプレスのデータベースに接続して中身を見てみましょう

データベースに何が入っているか、データベースにアクセスする専用のソフトウェアを使ってアクセスしてみましょう。
AdminerをダウンロードしてワードプレスのあるサーバーにFTPソフトウェア等でアップロードし、ブラウザーでアクセスします。

ログイン画面にワードプレスのwp-config.phpファイルに記載しているデータベース接続情報を入力いただきログインします。

データベースの中から、ワードプレスのデータベースを選ぶと前述のテーブルが左メニューに出てきます。

左メニューからwp-options selectを押すとこのテーブルに入っているデータが表示されます。

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