ワードプレスのPHPプログラムの基礎

ワードプレスはPHPというプログラミング言語で全体が書かれています。
PHPはデータベースと連携したり、ファイルの読み書きができたり、サーバーのその他のプログラムや機能を利用したりできるHTMLに埋め込める非常に多くのウェブサイトで使われているプログラミング言語です。
HTML,JAVASCRIPT,CSSはブラウザーであなたのコンピューターで実行され、PHPはサーバー側で実行されると考えていただければよいかと存じます。

PHPプログラミングの書式

PHPプログラムは<?PHP ?>というタグの間に記載され主にHTMLに埋め込まれています。HTMLに埋め込まれたPHPプログラムがより複雑なクラスと呼ばれるプログラムの塊を読み込んで利用している場合もございます。

下記はもっとも単純なPHPプログラム例です。

<html>
<body>
<?php
$output = "この文字を表示します";
echo $output;
?>
</body>
</html>

$というPHP特有の記号が使われています。この$に続く$outputは変数と呼ばれ、=と結んで文字列を代入しています。
echoは変数の内容を出力せよという意味になります。

このコードをサーバー上などのPHPが実行できるところに、test.phpなどの名称で保存してブラウザーでそのURLにアクセスすると<?PHP ?>で囲まれた部分が実行され「この文字を表示します」の部分がブラウザーに出力されます。

ワードプレスにおけるPHPプログラミング

ワードプレスではPHPの仕組みに加え、ワードプレスがブログや管理画面、ユーザー管理などのワードプレスを支えるシステムのプログラムと連携できる拡張性の高い様々な方法を開発者にも利用できるようになっています。
テーマやプラグインはこのワードプレスの組み込み関数を利用してつくられています。

Functions.phpにPHPプログラムを記載する

Fucntions.phpはテーマに必ず含まれているファイルで、テーマのプログラムを補佐する様々な機能を記載できるファイルです。
ワードプレスの管理画面の外観>テーマの編集(テーマエディタ)に行かれると、右メニューから選んで管理画面から直接編集することもできます。

ワードプレスは現在適応されているテーマのFunctions.phpのプログラムをワードプレスが初期化される際(あらゆるページ遷移の時)に必ず実行します。

このファイルはワードプレスのテーマのカスタマイズには欠かせないファイルとなりますので編集方法を簡単に理解しておきましょう。

・PHPのコードは必ず、<?phpから始まり、?>で閉じる前の部分に記載します。※?>の閉じはない場合もございます。
・Functions.phpのPHPコードにエラーがあると、サイトが表示できなくなるなどの不具合がサイト全体に起こることがあります。Functions.phpは編集前にバックアップを取られ、コードを記載した後は、コードにエラーがないか
https://jp.piliapp.com/php-syntax-check/
のようなサイトで必ず調べられたうえで保存されてください。
・全角の空白文字がプログラム部分に含まれるとエラーになることがございます。プログラム部分は全て半角英数で記載されるように気を付けられてください。

それではFunctions.phpに下記のコードをコピペして最下部に貼り付けられると、

function testcode() {
echo "<p id='dolly'>文字を管理画面に出してみました</p>"; 
} 
add_action( 'admin_notices', 'testcode' );

管理画面のあらゆるページの左上に「文字を管理画面に出してみました」と表示されるかと存じます。

このコードはワードプレスが管理画面に注意文を表示する際に割り込んで自分のコードを実行するactionという仕組みを使って任意の文字列を管理画面に表示するコードとなります。

ワードプレスの関数についてさらに詳しく
ワードプレスのactionとfilter

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