ワードプレスでFatal error: Maximum execution time of 60 seconds exceeded エラーが出た場合の原因や対処方法を解説いたします。
Fatal error: Maximum execution time of 数字 seconds exceeded エラーの意味
このエラーはワードプレスができているプログラミング言語であるPHPの実行時間が長すぎて途中停止したという意味となります。
PHPのプログラムに割り当てられている実行時間はサーバーで設定されているもので、一般的に1分程度である場合が多いです。
Maximum execution timeエラーの原因プログラムを探る
このエラーの出力は下記のようになっているかと存じます。
Fatal error: Maximum execution time of 60 seconds exceeded in /var/www/wordpress/wp-includes/class-http.php on line 1610
exceeded in 以下に続く部分
/var/www/wordpress/wp-includes/class-http.php → こちらのファイルの
on line 1610 → 1610行目で
PHPの実行時間が長すぎて処理が継続できなかったことを示しています。
Maximum execution timeエラーの対処方法
1PHPの実行時間を延ばす
Maximum execution time エラーが出るという事はすでにそのプログラムファイルで極めて長い時間が処理にかかっていると言うことになりますので、PHPの処理時間を延ばすのは、おまり良い解決方法とは言えないかと存じますが、
PHPの処理時間を設定で伸ばすことが可能です。
php.ini の設定max_execution_timを書き換えると処理時間を180秒(3分にすることができます)
max_execution_time = 180;
htaccessに書き込む方法もございます。(サーバーによっては効きません)
php_value max_execution_time 180
プログラムファイルに直接実行時間を延ばす設定を書き込むことも可能です。プログラムの最上部に書き込みます。
set_time_limit(180);
2処理時間が長くなる原因調査と修正
Maximum execution time エラー は基本的には、バグやデータベースの問題である場合が多く、原因を調査し、プログラムやデータベースの構造やデータを修正するのが根本的な解決方法になるかと存じます。
PHPプログラムの処理時間が非常に長くなってしまう原因は多くの場合下記の通りとなります。
・ 無限ループにプログラムが陥っているバグ
・ データベースのデータが大きすぎて読み出しに時間がかかりすぎている
・ プログラムが呼び出しているネットワーク経由のデータの読み込み不全
・ 効率の悪いデータ呼び出し方法、処理方法等プログラムアルゴリズムの問題
ただ、こういったバグの調査と修正には、PHPやデータベースの専門知識が必要となりますので専門的な技術を有する技術者にご相談いただくことをお勧めいたします。