ワードプレスのプラグインがダウンロードできなくなっているときの対処方法をご紹介します。

プラグインがダウンロードできない理由

長期間アップデートされないプラグインや、公式サイトでダウンロードしようとすると、ダウンロードボタンが表示されないプラグインが出てくることがございます。

こういったプラグインがダウンロードできない理由は、プラグインの画面に下記のように表示されます。

このプラグインの公開はX年X月X日に停止されており、ダウンロードできません。 理由: ガイドライン違反。
このプラグインの公開はX年X月X日に停止されており、ダウンロードできません。 理由: セキュリティ上の問題。

ガイドライン違反

ワードプレスサイトに公開されるプラグインは、様々な決まりごとがございます。例えば「readme.txtとプラグインの機能が違っていてはいけない」「ライセンスを明記しなければいけない」「有料版でしか動作しない機能のUIを含めてはいけない」「ユーザーのデータを外部送信してはいけない」などです。

このガイドラインは常に更新されており、長期間更新のないプラグインで新しいガイドラインに対応されていないものは、ワードプレスの運営会社によってダウンロードができなくなることがございます。

参考 ワードプレスの公式ディレクトリガイドライン
https://developer.wordpress.org/plugins/wordpress-org/detailed-plugin-guidelines/

セキュリティ上の問題

プラグインに脆弱性が発見されているのに、その脆弱性が長期間塞がれないとき、ワードプレスの運営会社によってそのプラグインがダウンロードができなくなります。

この警告が出るプラグインは、脆弱性があったり、マルウェアが埋め込まれている場合があり、ダウンロードして使用すると脆弱性をサイトに追加してしまう事になり大変危険です。この為、使用は控えることをお勧めいたします。

ダウンロードできなくなっているプラグインをダウンロードや使用し続けて大丈夫?

前述のようにセキュリティ上の問題があるプラグインをダウンロードするのは大変危険です。もしダウンロードされる場合は、プラグインのコードを直接修正のうえ、脆弱性をふさぐ処理をして使用いただくことをお勧めいたします。

また、ガイドライン違反のプラグインも、潜在的にセキュリティー上の問題発生やユーザーの情報の漏洩などの可能性があり、使用は避けるべきかと考えられます。

この為公式サイトからダウンロード不可になっているプラグインは使用停止し、代替えのプラグインに置き換えることが最も安全です。

※ワードプレスで仕様さ有れているプラグインの脆弱性は、
【無料】ワードプレス:マルウェアスキャン&セキュリティープラグイン [マルウェア・ウィルス検出と駆除]
でお調べいただけます。よろしければご利用ください。

ダウンロードできなくなっているプラグインを取得する

手順1 バージョンを調べる

ダウンロードできなくなっているプラグインのDevelopタブのSVN repositoryリンクをクリックします。

SVN repositoryリンク遷移後のtagsというフォルダをクリックするとプラグインでリリースされたバージョンが表示されます。このうちほしいバージョンを控えておきます。

手順2 ダウンロードリンクを作る

プラグインは下記のダウンロードリンクから取得できます。

https://downloads.wordpress.org/plugin/プラグインのスラグ.ほしいバージョン.zip

ps-auto-sitemap プラグインのバージョン1.1.9が欲しい場合のダウンロードリンクは下記のようになります。

https://downloads.wordpress.org/plugin/ps-auto-sitemap.1.1.9.zip

上記URLをブラウザーのURL入力欄に入れてアクセスするとプラグインをダウンロードすることができます。

※もしtagsフォルダにに何もない場合は、バージョン無しのURLでダウンロードできます。

https://downloads.wordpress.org/plugin/プラグインのスラグ.zip

お試しいただけましたら幸いです。

WordPress ワードプレスのマルウェア・脆弱性対策のご依頼・ご相談はWPドクターまでお気軽にお送りください