ワードプレスサイトでサーチコンソールに大量の存在しないワードプレス上の検索結果ページのnoindexが警告されている場合の対処方法をご紹介いたします。
この記事の目次
ワードプレスサイトで数千件以上のnoindexが警告
Googleサーチコンソールは、Googleの検索エンジンがどのようにあなたのサイトのページを処理しているかや検索キーワードで流入しているかを知らせてくれるサイト運営者用のサイトです。
こちらでインデックス作成>ページ> noindex タグによって除外されました というページで数千件のページが表示され、かつそのURLに?s=中国語もしくは身に覚えのないキーワード が含まれている場合は、不正なワードプレス上の検索結果ページがハッカーによって生成されている可能性がございます。
※noindexとは、検索エンジンに登録されていないページという意味になります。
※noindexで除外されずに?s=のページが検索エンジンに登録されており、Googleの検索結果に出てきてしまう場合はより深刻な問題となります。
ワードプレスで検索結果ページを自動生成する仕組みを悪用するSEOハック
ワードプレスは検索結果が存在しない場合でも、検索結果ページを生成し、そのページのタイトルやコンテンツに検索クエリを表示してしまいます。
↓?s=で検索結果が存在しない場合もページを生成してしまうURL例
https://ワードプレスサイトのURL/?s=%E4%B8%8D%E6%AD%A3%E3%81%AASEO%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%89
ハッカーがこの仕様を悪用して、任意のキーワードで存在しない検索結果ページを作成し、SEO上の利益を得るために検索エンジンに登録してしまうタイプのハッキングが昨今確認されています。
noindexされている場合は実害はありません
noindexとは検索結果に登録されなかったという意味ですので、このような不正な検索結果ページが大量に警告されても実害はありません。
ワードプレス5.7以上ではワードプレスの検索結果ページを自動的にnoindex化してくれますのでサーチコンソールに「noindex タグによって除外されました」が大量に表示されている形になります。
ただ、それ以下のワードプレスのバージョンの場合、このワードプレス上で生成された不正な検索結果ページが検索エンジンに登録されてしまい、Googleの検索結果が汚染され検索流入が下がるなどの実害が発生する場合がございます。
ワードプレス上の不正な検索結果ページが検索エンジンに登録されてしまう問題の対処方法
このタイプのSEOハックは、必ずしもハッカーがワードプレスが乗っ取られていなくても実現可能な為、ワードプレスがマルウェア感染していた改ざんされている可能性は高くありません。
ただ、一度マルウェア検査をしていただくことをお勧めいたします。
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必要な対処方法としては下記の2点となります。
1 ワードプレス上で検索結果が存在しない場合はnoindexタグを確実にそのページに付与し検索エンジンに登録されないようにする
2 ステータスコード404を返し、存在しない検索結果ページを検索エンジンがないページとして処理できるようにする
この2点は上記プラグインのセキュリティー機能より設定可能です。
プラグインの設定画面のセキュリティータブでセキュリティーレベルを 高 以上にするか
詳細設定で ワードプレス上の検索結果が存在しない場合にnoindex化する をチェックします。
WordPress ワードプレスサイトが改ざんされてしまったら専門家がサイトの復旧とマルウェア駆除を代行いたします。お気軽にご相談・ご依頼お送りください