複数のサイトでワードプレスの更新時にエラーが出てしまい表示不全となったサイト様の復旧事例をご紹介いたします。
この記事の目次
クライアント様のご相談内容
クライアント様のご相談内容は下記のようなものでございました。
お世話になります。****のデザイナーを担当しております、****と申します。
早速ですが、
この度御社にご連絡した内容についてです。
・https://****
・https://****
上記2点のWPのエラーを修復して頂きたいです。
状況といたしましては、
wpファイルと認識せず、****上でサーバーにアップデートをしてしまい、そこからエラーが発生し、何が原因かと色々操作をしても治らず…と云った具合です。
【具体】
・https://****
↑に関しては、昨日からエラーがありまして、wp5.2からwp4.9にダウングレートしました。すると、上手くいったのですが、Yoast SEOのプラグインに互換性がないと出て、今までUPしていたメディアも消えてしまいました。再度wp5.2に変更したのですが、またエラーになりました。(現在)
・https://****
↑に関しては、wpの最新版にアップデートしてエラーが出たので、一つ前のバージョンに戻すと、category、タクソノミーのページが表示されなくなってしまいました。固定ページは表示されます。(現在)
これ以上弊社で何かしても、悪手になると思い、御社にご依頼したい次第です。
ワードプレスのアップデートで不具合が出る場合があるのはなぜ?
ワードプレス本体やプラグインやテーマの多くは無料で、オープンソース文化の中で発展を遂げています。その中には、企業ではなく個人プログラマーが趣味で作成している非常に普及しているプログラムもございます。
アップデートの動作は保障されているわけではなく、またどれほどテストされているかもそのプログラマー本人に任されています。
この為、アップデートにより、前に使えていた処理が使えなくなったり、古いワードプレスやPHPの環境で動作しなくなったりすることがあります。
また、プラグインやテーマは関連しあって様々な機能を利用しあっていることがあります。ワードプレスはモジュール型のCMSで非常に多彩な機能拡張が自由にできる反面、各機能の関連性にまでプログラマーが注意を払うのが困難であることからアップデートに伴う相性の問題で不具合が出ることがあります。
当社経験上不具合の確率は下記のような感じとなります
セキュリティーパッチ 5.5.X (Xの桁がアップデート) 不具合確率 2パーセント以下
マイナーバージョンアップ 5.X.5 (Xの桁がアップデート) 不具合確率 5パーセント以下
メジャーバージョンアップ X.5.5 (Xの桁がアップデート) 不具合確率 10パーセント以下
アップデートを行って不具合が出たときに下手に触ると問題が大きくなる場合もございます
ワードプレスのアップデートでサイトに不具合が出た場合に、大まかな対策である、ワードプレス本体やプラグインをFTPの上書きで強引にダウングレードしたり、何らかのプログラムを削除したりすると、いったんアップデートした場合の保存データや設定データと整合性が取れなくなったり、本来必要だったプログラムがなくなったりして余計にサイトの不具合が致命的になる場合ございます。
ワードプレスのアップデートに不具合が出た場合には、その個所の特定と一つ一つピンポイントで不具合を修正していくことが重要となります。
しかし、この作業にはエラーだしや修正のためのプログラミングやワードプレスの構造の専門知識が必要となる場合もございます。
アップデートを安全に行うには?
アップデートを安全に行うには、サイトを別の環境にコピーして実際にアップデートを行うとどうなるかを確認の上アップデートする方が安全です。
ワードプレスドクターでは多くのクライアント様に対してこの作業を経験豊かな技術者が代行させていただいております。また、バグが出た場合は、バグ修正も行ったうえで本番環境に適応する形で安全にアップデートをさせていただきますことが可能です。
アップデートの際に不具合が出た時も、どこにどうしてエラーが出ているのかを調査・理解の上、迅速に技術者がエラーを解消の上サイトを復旧させていただきます。
WordPress ワードプレスの安全なアップデートの代行・不具合の迅速な修正のご依頼ご相談はWPドクターまでお気軽にお送りください